クイッククランパー:Tips

従来のねじ締め方式のクランパーは締付力のばらつきや、締付け過ぎによる破損が問題でした。
クイッククランパーは、直線移動のクランプ・アンクランプをワンタッチで行える最新のロック機構です。
手を放すだけで固定でき、安定した大きな保持力で「固定」「安全性向上」「落下防止」が可能です。

クイッククランパーを素子の固定に使用し、1ユニットで様々な形状のワークに対応可能なならいユニット。
「何かに使えそうだけど、すぐには思いつかない」とのお悩みにお答えし、掴む、押さえる、運ぶなど、動作ごとの製作ヒント（Tips）をご紹介します！

左右に配置したならい素子がワークを把持し、多品種ワークの固定や搬送が可能です。
ならい素子が複雑なワーク形状にならうため、凹凸品、円柱、高さのあるワークや重量物のワークに対応できます。

上部に配置したアンクランプ状態のならいユニットをアクチュエータ等で下降。途中でならいユニットをクランプすることで、ワークの押さえつけやクリップはめ込みが可能です。

下部に配置したならいユニットの各素子がワークにならって吸着することで、ワークのズレを防止。作業者に合わせて、任意の向きでならわせることができます。
1点物の試作品の組立治具、ロボット間搬送の仮置き治具などに最適です。

素子先端部に吸着パッドを設置したならいユニットです。ワークの吸着搬送が可能です。
パッドの種類により、角度のある曲面をもつワークにも対応。樹脂部品や板金部品など、比較的軽いワークの搬送に適しています。

素子先端部にマグネットを設置したならいユニットです。ワークの平行度を保った状態での搬送が可能です。
エアタイプに比べ、重量ワークの搬送に適しています。

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